自然とふれあう

~土・砂・水とあそぶ~

めぐみでは、季節にあまりこだわらず、土・砂・水を自由に使えるような環境をつくっています。目を輝かせながら泥まみれになって遊んでいる子どもたちの姿を見ると保育者たちは嬉しくなります。

そして、『洗濯かあちゃん・とうちゃん』今日も洗濯お願いしますねと思いながら、泥色に染まった服を毎日お返ししています。「楽しかったよ」の跡がいっぱい残った服や靴の洗濯、よろしくお願いします。

なぜ子どもたちはこんなに土・砂・水が好きなのでしょうか?

正確には分かりませんが、ほとんどの子どもたちが本能的にそうした遊びを「楽しい、気持ちいい」と感じているのだと思います。
めぐみでは、こうした遊びをとても大切だと考えています。こうした自然物が子どもの心も体をのびのびと解放しながら「自分」を表出しやすくするそうようです。
砂や土での遊びしながら、子どもたちはよく笑い、よくおしゃべりをし、ストレスを発散し、すっきりとした気持ちで保育室に帰ってきます。そして、室内での活動にも意欲的に取り組む姿が見られます。
外で砂や土で遊んだり体をいっぱい使ったりすることで、「思いっきり遊んだ」という満足感が得られやすいのかもしれません。

戸外遊びのよさ

砂・土・水素材に触れることで

→適度な刺激となり皮膚が鍛えられ、雑菌に対する抵抗力にも強くなります。

遊びに集中することで

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの五感が育ちます。
いろいろな感覚を使って遊ぶことで「匂いがする」「チクチクする」「もっと近くで見てみよう」等、五感が刺激され感性も磨かれていきます。                         また、走ったり登ったり跳んだり体をいっぱい動かしたりして遊ぶことで、体の調整力も培われていきます。園庭に起伏のある山がいくつもあるのは、遊ぶ中でで平地では培うことのできない体のバランスや筋力などが自然と育つようにとの思いがあるからです。

 戸外遊びのよさ
 「人生の知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」 (ロバート・フルガム著)

みんなで大きな山を作ると、水を流しながら川のイメージとして広がり、水を通そうという発想がトンネル作りに発展していきます。自然に役割分担が生まれ、一人では難しいことを近くの友だちが手伝い、ああしようこうしようという言葉を交わす中でイメージが共有され、さまざまなやりとりの上に「大きな山」ができあがっていきます。

砂も水も仲間も、大事な環境なのです。